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[ 2013年7月1日 ] どんな会社が『地域に必要な企業』なのでしょうか?

近頃、住宅の新築工事や解体工事の現場がやたらと目に付きます。気がつけばいつの間にか貸パーキングになっていたり、はたまた店鋪の入替えで改装工事をしていたり・・と周辺でも目まぐるしく変化しているように思います。

私たちも仕事柄、一般の住宅にチラシを入れることがありますが、個々の家や賃貸住宅をまわっていると工事業者さんの質の低さを感じることがあります。たとえば集合ポストが上下逆に設置されていて、普通、郵便物等はポストの上部から入れていくものですが、下に投入口があるため先に投函されているものがあると力づくで押し込んで上へ押し上げていく・・ということになるのです。

「すごくストレスのたまるポストだな~。」と思います。

なぜこんなことになったのでしょうか?なぜ取付前に確認をしなかったのでしょうか?これは工事業者さんの「技術力」以前の問題です。このポストは何とか使用できますが、施工方法を誤った場合は新たに費用が発生することも考えられます。

某建設会社の経営者の方が言っておられました。まずお客様に喜んでいただけるよう丁寧できっちりとした仕事が出来るかどうか。技術力は「仕事前の整理整頓、自分の道具を大事にしているか?」から始まっている。そして「仕事は段取りが七分、実際の仕事三分」だ・・と。皆さんは十分承知して日々取組んでおられると思いますが説得力のある言葉だと思います。

平成23年度の国交省建設産業戦略会議に於いても、「人を大切にする施工力のある企業」が「技術力、企画力のある企業」であり、地域に必要な企業 だと示されており、そういう企業が増えることが建設産業の再生と発展につながるとしています。

やはり「お客様に喜んでいただける仕事をすること」が次の仕事につながっていく。これは建設業界に限らず全ての業界に言えることですね。

工事の発注件数に対して建設業者が供給過剰となっている現状においては、より一層の会社の特徴を示し、ぜひ技術力・人間力のある地域に必要な企業になっていただきたいと思います。

新浜 恵子

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